わが家では7〜8年ほど前から玄関先で「睡蓮」を育てているのですが、その睡蓮鉢に今では「メダカ」「ヌマエビ」「タニシ」「水草」など色々な生物や植物が住んでおり、いわゆる「ビオトープ」状態になっています。
最近は気候も暖かく、メダカ達がジャンジャン産卵する季節になって来ました。しかしメダカの繁殖は放っておくと、親メダカが卵やら稚魚やら軒並み食べてしまうのでちょっと工夫が必要です。
そこで今回は【ビオトープ】「睡蓮鉢でのメダカの飼育方法とメダカの産卵・孵化・繁殖の注意点」をご紹介してみたいと思います。
そもそも「ビオトープ」って何?
「ビオトープ(バイオトープ)」はドイツ語で「生き物」を意味する「BIO(ビオ)」と、「場所」を意味する「TOP(トープ)」を組み合わせた造語で、1970年代にドイツで始まった環境保全や野生生物保護の為の運動の事を言います。
日本では水辺の生態系を人工的に再現した場所の事を指す事が多く、家庭でも出来る「睡蓮鉢メダカビオトープ」が有名ですね。
わが家の「睡蓮鉢」の状況
以前から家の玄関先に配置してある「睡蓮鉢」はこんな感じです↓
以前は陶器の鉢を使用していたのですが、水量が少ないと夏場に水温が上がり過ぎてしまうので、深さのあるプラスチック製の物に2年程前に交換しました。
底に土を張った鉢の中には「睡蓮」「ホテイアオイ」と「笹」の様な植物を育てています。この中に↓
「クロメダカ(黒目高)」
「ヒメダカ(緋目高)」
「ミユキメダカ(幹之目高)」
「ミナミヌマエビ」
「タニシ」
などの他に肉眼では確認出来ない微生物なんかも居そうです。特にどれかの生き物が爆発的に増える事も無いので、ある一定のバランスを保って共生している感じだと思います。
メダカの産卵と繁殖方法について
4月頃から気温が暖かくなってくるとメダカ達が産卵を始めます。卵を産み付ける「ホテイアオイ」などの水草があるとそこに卵を産んでくれます。
一つ注意しなくてはならないのが、親メダカと同じ鉢に卵をそのまま放置しておくと卵や稚魚を親メダカが食してしまうので、繁殖させたい場合は違う場所に移してあげる必要があります。
水草を出して探すとこんな感じで卵が付いているので、そっと摘んで違う容器に移してあげます。わが家では「IKEA」で買った花瓶を使っています↓
水はカビ防止の為と「カルキ」は勝手に飛んで行くので「水道水」を使っています。1〜2週間程すると卵から稚魚が孵化します↓
息子達も喜んで餌をあげたりするので楽しいです。ここでもう一つ注意しなくてはいけないのが、狭い鉢で沢山のメダカを育てようとすると弱いメダカが強いメダカに淘汰されて、水槽の大きさに合った数しか生き残らないので、多く増やしたい場合にはそれなりに大きな容器が必要になって来ます。
わが家の場合、こちらの大きさの二つの瓶で昨年産まれた稚魚の中から7匹のメダカが成魚に育ちました。その子達は今年無事に外の「睡蓮鉢」デビューを果たす事が出来ました。
水の交換などは一切無く、勝手に湧いてきた「貝」達がお掃除係をしてくれるので蒸発して減った水の分だけ足せば大丈夫です。
メダカの繁殖のポイント
・卵を産み付けやすい水草を用意する
・親メダカに食べられる前に隔離する
・育てたい数に合わせた大きさの容器を用意する
まとめ
今回は【ビオトープ】「睡蓮鉢でのメダカの飼育方法とメダカの産卵・孵化・繁殖の注意点」をご紹介させて頂きました。
息子達も楽しそうに餌やりをしたり成長を観察しているので、良い体験になれば嬉しいなと思います。
以上ナガアゴシマでした。