先日我が家の奥さんの勤め先の会社でこんな通達がありました。
「通勤で自転車を利用する人は、3ヶ月以内に1億円以上の損害賠償に対応出来る保険に加入して下さい。」
大阪府でも平成28年4月1日から自転車保険の加入が義務付けらていますし、世の中そんな流れなんでしょね。
そりゃ従業員の自転車事故での高額賠償の責任を企業に認められたら企業もたまったもんじゃないので十分納得です。
我が家には5才と2才の息子がいるので、子供の自転車事故での賠償問題の事も考え保険に加入する事にしました。
奥さんの勤め先で紹介してもらえる自転車保険だと、一人年間13,800円だったのでちょっと高いなと思い、自分で色々探してみました。皆様のご参考になればと思います。
スポンサーリンク
我が家の場合は奥さんも私も医療保険と生命保険に加入しているので、もしもの自転車事故の場合の治療費、入院費用は医療保険である程度まかなえます。
自転車保険の場合は損害賠償と医療費・生命保険がセットになっている物が多いので、我が家は損害賠償の部分のみを手厚くした「個人賠償責任保険」の中から選ぶ事にしました。
「個人賠償責任保険」とは、日常生活の中で第三者に対して怪我をさせてしまったり、物を壊してしまった時などに法律上の損害賠償責任を負った際、補償してもらえる保険です。
自転車事故だけでなく、子供が投げたボールで人様の家のガラスを割ってしまった。買物中に誤って商品を壊してしまったなど様々な日常生活での賠償を補償してくれます。やんちゃ坊主2人の我が家には必須級です。
*補償範囲は各社保険の詳細をご確認ください。
1.クレジットカード付帯の個人賠償責任保険に加入する
個人賠償責任保険にはクレジットカードに追加で付帯出来るものもあります。ゴールド、プラチナカードにはあらかじめ付帯しているカードもありますのでご確認ください。
クレジットカード付帯の個人賠償責任保険で、私が調べたおすすめの2つをご紹介します。
・ 三井住友VISAカード ポケット保険 自由設計コース
月額保険料:140円〜160円
補償限度額:1億円〜3億円(月額保険料により自由に設計が可能)
対象者:本人・家族・子供
示談交渉:有
こちらは三井住友VISAカードに付帯出来る「ポケット保険・自由設計コース」で損害賠償に特化したプランで組んだ場合の保険料になります。
入院1日あたり500円の補償と、損害賠償1億円で月額140円、2億円で月額150円、3億円で月額160円と手厚い補償にかなり安く加入する事が出来ます。
さらにこちらの三井住友VISAカードポケット保険・自由設計コースの「個人賠償責任」「受託物賠償責任」保険は「本人型」でも家族、配偶者の損害賠償も保証してくれるので月額160円で家族分の保険をまかなってくれます。これはかなり格安だと思います。
・JCBトッピング保険 個人賠償責プラン
月額保険料:150円
補償限度額:1億円
対象者:本人・子供・家族
示談交渉:有
こちらはJCBオリジナルカードに付帯できる「JCBトッピング保険 個人賠償責プラン」です。
1億円の個人賠償責任保険と入院日額3万円、通院日額2万円、死亡事故・後遺障害は100万円の保障がついております。こちらの「JCBトッピング保険 個人賠償責プラン」も本人の加入で、家族・配偶者も補償の対象となりますので月額150円で家族分の個人賠償責任保険を用意できます。
通院、入院の補償もついているので他に加入中の保険に加えて通院、入院保険も充実させたい方にはおすすめの保険です。注意点はこちらの「JCBトッピング保険 個人賠償責プラン」の加入できるのはJCBオリジナルシリーズのカードとJCB EITカードのみという事です。
2.自動車保険の個人賠償責任保険特約をつける
自動車保険の中には特約で個人賠償責任保険を付けれるものもあります。自動車保険によって個人賠償責任保険が付けれるもの、付けれないものがあるので一度確認してみるのもいいと思います。自動車保険の個人賠償責任保険特約おすすめはこちら。
・セゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険個人賠償責任特約
年額保険料:約1,500円
補償限度額:無制限
対象者:本人・子供・家族
示談交渉:有
こちらはセゾン自動車火災保険「おとなの自動車保険」に付帯できる個人賠償責任特約です。特徴はその保険料の安さと補償限度額が無制限というところです。保険のの対象はこちらも家族・配偶者も補償の対象となるのでかなり安いです。
ただし、こちらの「おとなの自動車保険」加入している方のみが対象なので他の自動車保険に契約中ですと難しいですね。既に「おとなの自動車保険」に加入済みの方、自動車保険の乗り換えを検討している方は一度検討してみると良いと思います。
3.火災保険の個人賠償責任保険特約をつける
住宅などをお持ちで火災保険に加入している方は、火災保険に付けれる特約の中にも個人賠償責任保険があります。火災保険に加入する際にこちらの個人賠償責任保険にすでに加入している場合もあるので、保険が重複しないように火災保険に加入済みの方は一度ご自分の契約内容を確認してみたほうが良いですね。
年額保険料:1,000円~2,000円
補償限度額:1億円
対象者:本人・子供・家族
示談交渉:保険会社による
火災保険の場合、火災保険の契約期間分まとめて個人賠償責任保険特約を払うことができる会社もあるので年間保険料が1,000円を切るケースもあります。補償限度額は1億円までの保険会社が多く通院、入院の補償は無いところが多いです。示談交渉も保険会社によっては無いところもあるので、一度確認してから契約するようにしましょう。
まとめ
個人賠償責任保険の保険料は安い順に「火災保険」→「自動車保険」→「クレジットカード」となりました。それぞれちょっとだけ特徴が違うので、必要な補償を検討して決めると良いですね。
どちらにしても月100円ちょっとの保険料でもしもの時の損害賠償の保険になるので、自転車に乗る方以外でも必ずと言っていいほど加入しておいた方がいい保険なのではないでしょうか?まだご自分が加入済みかそうでないか判らない方は一度確認をおすすめします。