Naga_agoshima Life

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「熱中症って何?」気になったので調べてみた結果、解った原因と対策方法

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ビル 太陽 日光

最近の猛暑の影響でニュースやインターネットで「熱中症」という言葉を毎日のように聞いたり目にしたりしますね。そんな中ふと頭をよぎったのが「そもそも熱中症って何?」という疑問です。

様々な所で注意喚起の記事なども目にするので、何となく「高温の中に長時間いると危険」だとか「こまめな水分補給が必要」だとかは分かるのですが、そもそもの細かい原因などはこんな感じかなぁと何となくです。

私も2人の息子を持つ40歳間近なおじさんなので「熱中症」の原因と対策方法をしっかり調べてみる事にしました。

目次

 

そもそも熱中症とは?

聴診器 診察

熱中症とは何かを調べてみると↓

「高温多湿な環境下において身体におこる異常や障害の総称」

といった内容が書かれています。「総称」なので「脱水症」「熱射病」もこの中に分類されます。

 

熱中症になる原因

熱中症が起こる原因として大きな2つの要因があります。

1.環境・・高温多湿、強い日差し、風の無い場所など

2.身体の状態・・激しい運動による熱生成、疲れ、体調不良、寝不足など

これらの要因が重なる事で身体に障害が起こり「熱中症」を発症します。

本来人間のからだには体温調節機能が備わっているので、体温が上昇すると汗をかいたり皮膚近くの血管に多く血液を流し込む事によって、熱をからだの外へ放出しています。

しかし高温多湿の中に長時間居たり、激しい運動で大量の汗をかいたにもかかわらず、適切な「水分・塩分」の補給をしないと、からだの体温調節機能のバランスが崩れて、からだに様々な異常が出て来てしまいます。

 

熱中症の重症度レベルとその症状

診察

熱中症はその重症度から3つのレベルに分類されています。各レベルの症状は以下の通りです↓

Ⅰ度(軽度)

「めまい・失神」

大量の発汗や皮膚近くへの血流の増加により、脳への血流が不十分になる事で「立ちくらみ」などを起こします。「熱失神」とも呼ばれていて、顔面蒼白、唇の腫れ、脈や呼吸回数の増加などの症状がみられます。

「筋肉痛・こむら返り」

汗を大量にかくことで体内の塩分(ナトリウムや塩素)が不足してしまい、手足がつるなど筋肉のけいれん「熱けいれん」を引き起こしてしまう事があります。水分補給だけでなく適切な塩分補給も大切ですね。

Ⅱ度(中等度)

「頭痛・下痢・吐き気・嘔吐・倦怠感・虚脱感・失神」

上記の様な症状や、からだがぐったりする、力が入らないなどの「熱疲労」の状態になります。放っておいたり誤った対処を取ってしまうと、重症化してしまう可能性があるので十分注意が必要です。

Ⅲ度(重度)

「意識障害・過呼吸・けいれん・手足の運動障害・おかしな言動や行動・ショック症状」

上記の様な症状がⅡ度(中等度)の症状と重ねて起こります。ここまで来てしまうと命に関わる危険な状態なので、入院して集中治療の必要性があります。

「高体温」

からだに触ると熱く体温調節が出来なくなってしまっていて、従来から言われる「熱射病」の状態。臓器血流低下などから多臓器不全を起こすので非常に危険です。

 

熱中症の予防と対策方法

水 ドリンク

知らずに症状が出てしまうととても怖い「熱中症」ですが、特に小さい子供やご年配の方は発症しやすいと言われているので十分注意が必要ですね。

 

熱中症の予防方法

1.気温が高い時には暑い場所を避ける

暑い日は気温や室温をしっかりチェックして、長時間高温多湿な環境に居るのはなるべく避けた方が良いですね。室内では上手にクーラーや扇風機を使いましょう。

2.運動をする際は気温や健康状態に気をつける

環境省の発表する「運動に関する指標」では、気温が35℃以上の場合「運動は原則中止」とされています。特別な場合を除き、気温が異常に高い時は運動を控えた方が安全ですね。

3.こまめな水分補給

高温多湿な環境で運動をして汗をかくと、大量の水分が体外に放出されてしまいます。こまめに水分を補給して熱中症を予防しましょう。スポーツドリンクなどは汗で失った塩分も補給出来て良いですね。

4.適度な塩分補給

汗をかいた際に水分補給ばかりをしていると、逆に体内血液中の「塩分・ミネラル濃度」が低くなってしまうので、適度な塩分補給が重要です。塩分を取り過ぎても良くないので、1リットルの水に対して1〜2gが適量です。

5.普段から体調を整えておく

規則正しい生活やバランスの良い食事を心がけて丈夫な体づくりも大切ですね。睡眠もしっかりとって普段から体力をつけておきましょう。

6.涼しい服装を心掛ける

暑い日は涼しい服装(通気性、吸水性の優れたもの)を選び、帽子や日傘を活用しましょう。

7.乳幼児や高齢者には周りの人が気を配る

乳幼児や高齢者は「熱中症」のリスクが高いので周りに居る人の配慮が必要です。暑い日はアスファルトも高温になり、地面に近いほど暑くなるので背の低い幼児やベビーカーに乗った乳幼児にも気を配りましょう。

 

熱中症になってしまった場合の対応と応急処置

もし熱中症になってしまった場合、またその疑いがある場合には適切な対処と応急処置が必要です。

熱中症 対応

出展:http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_checksheet.php

・熱中症を疑う症状があり呼びかけに対する反応がおかしい、意識がない↓

Ⅲ度(重度)の熱中症の可能性が高く、危険な状態です。すぐに救急車を呼びましょう。

 

・水分を自力で摂取出来ない、応急処置をしても回復の傾向が見られない↓

放っておくと重症化する可能性もあるので救急車を呼ぶか、医療機関に行きしっかり診察してもらいましょう。

 

・Ⅰ度(軽度)の熱中症の疑いがある場合↓

適切な応急処置をし、症状の改善が見られない場合は医療機関を受診しましょう。熱中症の疑いがある場合の応急処置は

1.涼しい場所に移動し安静にする

熱中症の症状が見られる場合は、まずクーラーの効いた室内や車内に移動して安静にしましょう。近くにそのような場所が無い場合は、風通しの良い日陰などに移動します。

2.衣服を脱がして体を冷やす

衣服を脱がして体内にこもった熱を外に逃がしましょう。皮膚に水を掛けてうちわやタオルで扇いだり、氷嚢や保冷剤がある場合は首や脇の下、太ももの付け根などを冷やして体温を下げます。

3.水分・塩分を補給する

水分と塩分を同時に補給出来るスポーツ飲料などを飲ませましょう。嘔吐や意識障害の症状がある場合は、水を飲ませると気道に入ってしまう可能性があるので無理に飲ませるのは避けます。

 

私の身近に起きた熱中症の経験

以前に息子達2人を「屋外イベント」連れて行った際、帰りの車内で長男坊の体が火照ってしまい、呼びかけにもはっきり答えれずボーっとしてしまった事を思い出します。

その日は水分補給をし、車内をクーラーで冷やして長男坊は大事に至らず元気になりましたが、あのまま症状が悪化していたらと想像するとゾッとします。

イベントの最中は大好きなキャラクターが出て来たりで、夢中になって元気いっぱいで遊んでいたので私も長男坊の体の異変に気付きませんでした。

大事な子供達の為にも、大人がしっかりとした知識を持って、気温や湿度の高い日はこまめな休憩や水分補給をさせてあげる事が大切ですね。

 

まとめ

という訳で今回は「熱中症って何?気になったので調べてみた結果、解った原因と対策方法」をご紹介させて頂きました。

近年異常気象などが騒がれており、歴代国内最高気温の更新などのニュースを目にします。どうぞ皆様体調には気をつけて御自愛下さいませ。

以上ナガアゴシマでした。

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