先日仕事の昼休みに「松屋」で牛丼を食べていた時の事、ふと思い出したワードが「米は野菜」であります。
これは正月のテレビ番組の特番で歌舞伎の名門「松本家」の松本白鸚氏と松本幸四郎氏が「ポテトチップスはもともと芋だから野菜」とか「炊いたご飯は温野菜」などと、おっしゃっていたのを思い出したのだと思います。
確かに芋は野菜な気がするし、ご飯も温野菜な気がして来ます。その日私は「松屋」で「牛丼&野菜セット」を頂いていましたが、牛肉以外はほとんど野菜に見えてきました。なんてヘルシーなんでしょう。
そこで今回は「米は野菜」なのか調べてみる事にしました。
そもそも野菜の定義とは?
まずこんな時はウィキペディアさんを見てみます。「野菜」を調べると
野菜(やさい、英: vegetable)は、食用の草本植物の総称。水分が多い草本性で食用となる植物を指す。主に葉や根、茎(地下茎を含む)、花・つぼみ・果実を副食として食べるものをいう。
引用元: 野菜 - Wikipedia
ん?「副食」として食べる物?
と言う事は「おかず」じゃないと「野菜」は名乗れないのと言う事なのでしょうか?さらに
野菜は一般には食用の草本植物をいう。ただし、野菜の明確な定義づけは難しい問題とされている。
引用元: 野菜 - Wikipedia
「野菜」の明確な定義づけは難しいとの事、ますます解らなくなってきました。
主食は野菜ではないのか?
調べてみるとどうやら野菜の定義はその国の文化や習慣によって違う様ですが主食として代表的な「米」は「穀物」との事。
あっ、そうだった 笑。
「野菜」というワードが頭の中で回り過ぎて「穀物」の存在を忘れていました。
野菜と穀物の違いは?
「野菜」は主に植物の葉や根、茎、花、つぼみ、果実の部分を食べるのに対して、「穀物」は植物の「種子」の部分を食べるのが一番の違いです。
「穀物」は高カロリーで栄養価が高く、中でも「米」「トウモロコシ」「小麦」は「世界三大穀物」と呼ばれ多く国で主食として食べられています。
世界三大穀物の主な栄養価はこちら↓
・お米100gの主な栄養成分表
カロリー 356kcal 脂質 0.9g 炭水化物 77g タンパク質 6g ビタミンC 0mg 鉄分 0.8mg カルシウム 5mg
・トウモロコシ100gの主な栄養成分表
カロリー 356kcal 脂質 5g 炭水化物 71g タンパク質 9g ビタミンC 0mg 鉄分 1.9mg カルシウム 5mg
・小麦100gの主な栄養成分表
カロリー 337kcal 脂質 3.1g 炭水化物 72g タンパク質 11g ビタミンC 0mg 鉄分 3.2mg カルシウム 26mg
3つとも7割以上が「炭水化物」でカロリーも大体同じくらいですね。ビタミンCはほぼ皆無でカルシウムも小麦がちょっと多いくらいです。では野菜の場合はどうでしょう?
・にんじん100gの主な栄養成分表
カロリー 44kcal 脂質 0.2g 炭水化物 10g タンパク質 1.8g ビタミンC 8mg 鉄分 0.4mg カルシウム 37mg
・ほうれん草100gの主な栄養成分表
カロリー 20kcal 脂質 0.4g 炭水化物 3.1g タンパク質 2.2g ビタミンC 35mg 鉄分 2mg カルシウム 49mg
なるほど、野菜は穀物に比べて極端にカロリーと炭水化物量が低いですね。その代わりにビタミンなどが多いです。「食事はバランス良く」と言うのが良くわかる気がします。
私なりの「米は野菜なのか?」の答え
ここで突然ですが「ライオン」の場合
動物→ネコ科→ヒョウ属→ライオン
となっていますね。(実際はもっと細かいですが省略してます)
私の頭の中で「米は野菜」がグルグルしていた時は
食べ物→野菜→米
になっていました。色々調べて整理した結果
食べ物→食べられる草本植物→穀物→米
食べ物→食べられる草本植物→野菜→ブロッコリー
という事に落ち着きました 笑。
まとめ
今回は「米は野菜というワードが頭から離れなくなったので調べてみた」をご紹介させて頂きました。
「米」を代表する「穀物」には日々の生活で必要な「エネルギー」が豊富に含まれていますし、「野菜」にはビタミンなどの栄養素が沢山含まれていますね。
私ももう「アラフォー」なので好きな物ばかり食べず、バランスの良い食事を心がけようと思いました。
ちなみに「ポテトチップス」はじゃがいも由来ではありますが、かなり「糖質」や「カロリー」が高いので「野菜料理」として大量に食べない方が良いかなと思います 笑。
以上ナガアゴシマでした。